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家族との交わり

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私の実家は今や観光地のようになってしまっている
台東区の谷中だが、きっと観光客のみなさんは
未だ残っている長屋にはじまる日本家屋や
時代が”昭和”のまま止まった風情が残っているところに
魅力を感じているのかもしれない。

3月の地震の時には瓦屋根が落ちた家が多く、
瓦屋さんは瓦の製造が追いつかず、
大工さんは日々忙しそうだった。

実家の方へ帰ればいつでも幼いころの記憶に戻れる。
生まれる前からの家々が多く残っているし、
それに人情があって、ときにはうっとおしくすら
感じてしまうご近所さんたちの存在も残っている(笑)

現に「たくさん作ったから。」と煮物をはじめとした
晩ごはんのお惣菜を持ってきてくれる
ご近所さんは未だに”普通に”残っているし、
「お醤油(やお砂糖)切らしちゃってたから
 ちょっと貸して!」なんて会話も成り立っている。

それぞれの家に鍵をかけ出したのはここ5年くらいだし
「何かあった時に・・・」と信頼のおける家同士
合鍵を渡し合って、旅行やちょっとしたおでかけのときは
頼まれた人が留守番をする。

だから実家に突然行くと、家族は不在でご近所さんが
「あ、ママ出かけてるわよー^^」と
居間に居たりするのは、他の地域の人からすれば
おかしく映るのだろうが
私にとっては昔からそうだったので
「あ、そう。」と普通に返事をしてしまうのだ。

生まれたときからあの土地に居ると
心地よいぬるま湯の行水に浸かっているような・・・
そんな気分になる。

だからなのか?
離婚して戻ってきてしまう人が多い(笑)

でも、そんななんとなく心が温まるこの土地とはいえ
実家の家族がうっとおしく感じていた時期もあった。

実家から離れてだいぶ経って
大きく体を壊してその頃一緒にいた夫も信じられなくなって
仕事が終わったあと、実家に戻っていた時期があった。

そこで今まで忘れていた生活を日々、繰り返した。
てづくりのごはんを家族と会話しながら食べる。
なんとなく、なんてないTVをのーんびり眺める。
ゆっくりと湯船に浸かる。
日向で干された”おひさまの匂い”のする布団に入る。

休みの日は犬と散歩したり、
ゆっくりと朝ごはんを食べたり、
昼日向、なんにもせず(むしろその頃はできず)
のーんびり本を読んだり・・・

今、振り返ってみれば隠居生活のよう内容。

でも、その生活が”血のつながった家族のありがたみ”を
私に再認識させてくれた。

今も、ほとんど毎日、近い実家ではあるが
短い時間であっても母とは電話で話しているし、
週に一度は晩ごはんを戴きに、行く。

ときどき、母と犬が我が家に泊まりに来る。
我が家には彼女の部屋もあることだし・・・

今の自分の置かれている環境がどうであれ、
自分の血のつながった家族は決して裏切らない、と思っている。
そして、できれば長生きして
もっともっとたくさんの時間を両親とは一緒に
共有したいと思っている。
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by mignon0701 | 2011-09-15 08:38