2014年 02月 20日
これまで一体、何冊の本を読んできたのだろうか?
一回だけ軽く読んで”終わり”のものもあれば
何度も、何度も読み返すものもある。
後者はその読んだ時の年齢や
自分のその時の立ち位置などで
感じ方は全く違うし、
文章の中で胸に響く内容なども全く異なる。
先日、あの大雪のおかげで
目的地には行けたのだが
そこでの予定は全く狂ってしまい
意外にもゆったりとする時間ができた。
予め電車などの移動の際に読もうと
友達が薦めていた本を持ってきていた。
それまで読んだことのない作家の作品だったが
自分の普段の生活、あるいはこれからの生活、
そして自分の生まれたこの日本という国を
再確認でき、新鮮な感動を覚えた。
正直、自分の生まれた国のさまざまなことに
恥ずかしながらさほど関心はなかった。
でも、その1冊をきっかけに
宿泊先ででも置いてあった日本を再確認できる本を読み漁った。
興味の矛先はどんどん広がり、
学生時代に読み、その当時はピンとこなかった
日本や日本の伝統美に対する本を
あらためて読み返してみると
先人たちの残していった知恵や技、
それらの意味や奥深さ、
そういったことに今、どんどん引き込まれていっている。
だが、その背景にはおそらく自分の”年齢”も関係しているのだろう。
先の本を10代、20代に読んだ頃には
その良さすらわからずにいた。
あれから時間と大なり小なりの経験をし、
今の年齢になったから
あらためてこの国のことを思うようになれたのかもしれない。
この異常ともいえる気候のおかげで
新たな発見がまたできた。
#
by mignon0701
| 2014-02-20 15:01