2010年 05月 17日
【cafemignon】
自分で言うのもなんだが、
今思い出してもcafemignonは”変わったおみせ”だった。
常連さんたちがいるのは、どこのおみせでも同じ。
でも、その常連さんたち同士が仲良くなってしまうのだ。
そしてそうなってしまうと
”いちげんさん”が入れない独特の空気が生まれがちになる。
しかし、彼らは違っていた・・・
しぜーんと初めてあの水色のドアを開けて
入って来て下さる方でも
なんだか不思議と前からの友達のようになってしまう。
ただ、疲れていたり、
なんだかムスっとしたひとは、当然のことながら
放っておいてくれる。
どっちがお客さまなんだろ???
と感じることも、実はよくあった。
ある暑い夏の日。
クーラーはガンガンにかけて
しかもこんな日に限って満席!
25席、ぎゅうぎゅう!
なのに・・・なのに・・・
みなさんにランチやらデザートやらを出し終わって
「ホっ♪」とした瞬間、
バチン!と全ての電気が落ちてしまった!!!
配電盤を見てくれた工学部の学生さんが
「あー、これ、漏電しちゃってますよ。
電気屋さん呼ばないと直んないですよ・・・」
へ?こんなときに???
ボー然とした私に常連さんたちは
ドアを開けて風通りをよくしてくれたり
どこからか自分の持っていたお扇子やシタジキ(!)
書類のカバーなど仰ぐものを持ち合わせていない人たちに廻り
「みんな出し終わったあとでよかったじゃぁないですか^^」
とみんなで笑いあった。
でも”なぁなぁ”には決してならない。
そんな”オトナ”な人たちに
私はいつも支えられて立っていたのだった。
by mignon0701
| 2010-05-17 15:13