人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日々の暮らしを愉しむ

mignon0701.exblog.jp

アナログ気質

アナログ気質_f0208355_1212712.jpg




”ニガテ意識”と”食わず嫌い”
殊にパソコンに対しては
こうした感情がほぼ本能的に働いてしまう。

もうひとつ更新しているブログの中に
コメントを入れないように設定しているにも関わらず
ある”技”を持った人が入ってくる。

何度設定を変えてみても入ってくるから驚きだ。

「うーん・・・スゴすぎる。
 どうしたらこんな技を使えるのだろうか???」と
私のような小市民に対してそんな”技”を駆使しなくてもよかろうに、
という気持ちと
そこまでしても入り込んでくる
その人の”情熱(?)”と”偏ったアタマの良さ”に
閉口するのと同時に感心すら覚えてしまう。

ネットを遠隔操作してお金をだまし取ったり、
はたまた店舗や企業のHPに
不正に入り込んで、何やら色々と書き換えてしまう。

それらをする事によって巨万の富を得るのかも知れないが
個人のブログやHPにそのような作業を行って
一体、何のメリットがあるのだろうか?

勿論、そうしたことをされれば
私だって不快に思ったり、気味悪くは感じる。

だが、それと同時に
誰かにイヤな思いをさせれば
それはまわり廻って自分に還ってくるのだから
それを承知でそのような行為を行うほどの情熱があるとしたら
もっと違う方向へとそれを向ければ
こうした行為を行っている人の未来も変わるのではないだろうか?
と哀しくなってしまう。

不正なことをすれば、いつかはバレる。
その時、この人はどんな気持ちになるのだろう?

日々、誰かに嫌がらせをする事によって
この人は救われているのだろうか?
・・・いや、決してそんなことはないはず。

この人がどうしてそんなに歪んでしまったのかは
本人に会ったことがないからわからないが
つくづく自分が”アナログ気質”で良かった、と思っている。

生まれてきたからには
いろんな事を経験し、見たり、聞いたりしてみたいし、
人並みにある程度の教養なり知識は身につけておきたい。

でも、誰から見てもマイナスな要素だけは取り入れたくない。

知らなければよかった、なんてことは
案外思った以上に存在している。
人生の時間は限られているのだから
可能な限りプラスの方向へと自分のアンテナは向けていたい。

常連さんにある作家の方がいらっしゃる。
彼は仕事の環境を変えたい時や
編集さんから”逃げたい”時にやってくるのだが

先日、ひょんなことから彼は
実はパソコンが全くできないし、覚えようともしないという話をし出した。
「きっとインターネットから調べればすぐいろんな事がわかるんだろうけど
 僕は図書館を廻ってひたすら資料集めをするんだ。
 だって自分の知りたいことの資料を探しているときに
 その隣の本棚に忘れかけていた大事なことを見つけるときだって
 あるからね。だから時間はかかるけど
 僕はアナログでいいと思っているんだ。
 そんな人がひとりくらいいたっていいじゃない?」
といたずらっぽく笑った。

膨大な時間と労力はかかる。
でも、編集の友達とも話していたのだが
今のネットで調べて書き上げた文章よりも
昔の方が遥かに上質の文章が存在していたし、
読み手の想像力をかきたててくれた、と。

便利なことはいいことだが
気付かずに失っているものも多いはず。

それらに気付いた人が今、
伝統ある技術を身に付けて
古き良きものを保存していこうとしているのだろう。

パン作りもシステマチックに効率よく行えば
もしかしたら”いい商売”なのかもしれない。

でも、毎日の食卓に上るものだから
明日のその人の心と体を作り上げていくものだから
無骨でも構わない。
ただ、丁寧な仕事をしたい。

手間を手間とは思わない。
自分の作り上げたものを手に取って下さる人がいて
その人たちといろんな会話をしながら
ひとつのパンをその人の家へと連れて帰って行ってくれる・・・

その繰り返しの方が
ずっと心が豊かになれる。

誰でもアタマが良くなって、沢山のお金を得たい、という
気持ちは少なからずともあるはずだ。

でも、誰かに哀しい思いをさせてまで
するべきことではないと思う。

ありとあらゆるものが便利になっている昨今。
もう一度、自分の足元を見てみる必要性がある時期なのではないだろうか?
# by mignon0701 | 2014-05-23 12:53

古いもの

古いもの_f0208355_15212753.jpg



時を経たものが大好きで
嬉しい事にここ最近、骨董やジャンクなどの
古いものを売る”市”が
さまざまなところで催されるようになってきている。

「これを使っていた人はどんな暮らしをしていたんだろう?」
「これって何に使っていたのだろう?」

などと妄想したり、空想してみるのも
こうしたものを見たり、購入する時の
愉しみでもある。

新しいものも勿論
その機能性やデザイン性にも魅かれる。

・・・でもなぜか手に取るものや
我が家に置いてあるものは
時を経たものが、多い。

梅雨もまもなくのような気配だが
せめてお天気の時には
少しずつ蒸し暑くなってくる気候も楽しみながら
古いものたちに出会う散歩に出てみようと
始終、ワクワクしているのだ。
# by mignon0701 | 2014-05-20 15:27

大好きなもの

大好きなもの_f0208355_1641627.jpg



私が子供のころ、
父はお菓子の会社で働いていて
しかもほとんど海外に居たことから
その頃の父の存在は
「外国のお菓子をたくさん持って来てくれる人」
そんな印象があった。

諸外国のお菓子は何年経っても
パッケージが変わらない。

今でも輸入食材店に行くと
なんだかノスタルジックな気分になってしまう。

私の友達はなぜか美味しい物が大好きで
それらをたくさん知っている人が本当に多い。

先日。
家に帰ってポストを開けてみると何やら袋が入っていた。

開けてみると大好きなチョコレートが!

こういう嬉しいサプライズをしてくれるのはただひとり!
早速、連絡を取ってみた。

”スープの冷めない距離”に友達がいるのは嬉しいこと。

しかも大好きなものをなぜだかよくわかってくれている。

このあと。
この人をどんな風に驚かせようかと
こっそり思いながら
この愛らしい小箱を何度も開けながらにんまりしているのだ。
# by mignon0701 | 2014-05-13 16:53

しゃべって、笑って!

しゃべって、笑って!_f0208355_13544628.jpg




「みんな何かと”いやぁ、ここのところバタバタしちゃって・・・”
 ってよく言ってるけど、バタバタするのは勝手だけどさ、
 要は自分の時間は自分の為を思ったら
 案外、なんとかできるもんなんだよね。」

と分刻みでスケジュールの埋まっている
ある会社の取締役をしている友達が言っていた。

確かにそうだ。

「この人と会いたい。」
「こんなことがしたい!」などと思った途端に
ポコッと時間が空いて見えたりする。

要は気持ちの持ちようなのかもしれない。

ここのところ、以前から会いたかった人と
食卓を共にしながら話をしたり
仕事の時間や内容効率を見直して
ちょっと遠出をしてみたり、
映画館に足を運んだりしている。

つい先日はちょっとだけ外の空気は吸ったが
ほぼ1日大好きなジャック・タチの映画を見まくってみたり、
3-D映画で大はしゃぎをしたり

新緑の自然の中に身を置いたりと
とにかく”いろんなこと”を愉しむようにしていた。

明日、もしくは次の瞬間には何が起こるかわからない。

それならとにかく今を楽しんでおこうと
自分の中で意識をした途端に
友達や家族と共有する時間が増えた。

それに勿論、ひとりの時間にしてもそうだ。

栄養価の高い旬のもので
なおかつ食したことのないものを食べてみたり、
調理して新しい味の発見をしたり、

それまで”なんとなく”わかってはいたけど
”そのうち・・・”にしておいてしまっていた
ジャンルの本やDVDを手に取って
そこでまた新しい発見に嬉しい驚きを見出したりしている。

私たちの日常の中には
人と接することによって
初めて得られることは、実はたくさんあると思って、いる。

いくつになっても
私たちは様々なことをその年齢ごとに
体力や気力と相談しながらも経験することは可能だ。

そうとわかったら
とにかくいろんな人と会って、しゃべって、笑っていられれば
それだけでいつもの日常は
ほんの少しだけ、
いつもよりももっと豊かになれそうな
そんな気がしている。
# by mignon0701 | 2014-05-07 14:17

カラダとココロが欲するモノ

カラダとココロが欲するモノ_f0208355_11532948.jpg



買い物はほとんどを地元の個人商店でしている。

ネットで何でも買えるご時世だが
そのお店の人と話すことによって
自分のそれまで知らなかったことを知ることができたり、
いろんなある意味での生の情報を得たり、
誰かと知り合ったりすこともできるから。

近頃、よく行く八百屋さんには
興味をひかれるオーガニックの野菜や
新種の果物が立ち並んでいる。

食への興味は尽きないもので
興味をひかれたものは
お店の人の話を聞きながら
気がつけば、いつも帰りには
かごバッグの中には
野菜と果物ばかりが入っている時も多々ある。

今の自分のカラダとココロが欲するモノ・・・

それを手にして
いそいそと帰宅し、キッチンへ直行!

想像力をはたらかせて・・・
また、以前どこかで食べた味を思い出しながら・・・

パン作りもそうだが
料理も終りがない。

野菜や果物、そして魚などの”原型”を知らない
子供たちが世界中で増えているようだが

私たちが子供のころはこうした個人商店での買い物が主だった。

なんでもそうだが、
もう一度、今、原点に戻って
面倒かもしれないが
こうしたアナログで簡素な生活を見直してもいいのではないだろうか?
# by mignon0701 | 2014-04-24 12:03