日々の暮らしを愉しむ

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朽ちてく、時を経ていく

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新しいものはどうも気恥かしくて
少しだけ、苦手だ。

例えば真っ白なシャツでも
ある程度着古して、でも白さはきっちりと守ってる・・・
そんな白なら大好きで
昔の女性が紬の新しいのを着るのは
野暮だから、最初は”寝まき”として着て
くったりしたところで外へ着ていくといった
そんな感覚と似ているのかもしれない。

モノに関しても、そうだ。

朽ちかけてきたもの、時を経たものに
妙に愛着を感じる。

友達の家に行ってみれば
最新の設備の整ったマンションだったリすると
「うわぁ!カッコいいなぁ!」なんて
しばし思うが、それと同時に
「私はこの環境には住めないなぁ・・・」と
思ってしまう。

何故だかその理由はわからないのだが。

店にもアトリエにもそういったものたちが
共存している。

そこに訪れて下さる方々が
「なんでかわからないけど、ここって落ち着くんだよね。」
とおっしゃって下さるのが
実は私にとってはとても嬉しい褒め言葉なのだ。
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by mignon0701 | 2012-10-31 14:00

”ご縁”

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先日の日曜日のイベントは雨で中止だった。
でも、会場には「もしや・・・」という
お客さまがちらほら来ていた。

私はアトリエから近いので
会場を覗きに行ったりしていたのだが
アトリエに戻ってしばし作業をしていたら
常連さんからのメールで
彼女が会場に来てしまったことを知った。

急いで会場に行ってみると
「今日、ここで初めてお会いしたの。」という女性と
仲良く話しながら私を待っていてくれた。

少し肌寒いし、雨も降り出してきていたから
「近いからアトリエにいらっしゃいませんか?」と
アトリエでコーヒーと石油ストーブで
少し冷えた体に暖を取ってもらった。

スタッフも含め、みんなで他愛のない話をしていると
何かしら共通点が見つかっていくのに驚いた。

「なんか、”ご縁”って本当にあるのね。」
とみんなでしみじみ言いながら
コーヒーをすすった。

外は雨だったから
より一層、そう感じたのかもしれない。
でも、こういうのって大切にしていきたい。

こういう仕事をしていると特にそう感じる。
”偶然”は”必然”とも言うから・・・
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by mignon0701 | 2012-10-30 14:00

実りあるひととき

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昨日はいつものメンバープラス
初めて食卓を共にするご夫婦と6人での食事会。

地元のちいさな店だったのだが
今まで行ったことのなかった店で
6人でワインと食事、そして会話を心ゆくまで愉しんだ。

先のご夫婦は私の憧れのカップル。
肩の力が程良く抜けていて
話題が途切れず、時間をすっかり忘れてしまったほど。

こうなるまではきっとお二人には
さまざまな出来事があっただろう。

でも、だからこそ
こんなステキなカップルに成長したんだ、と
お話をしていてしみじみ感じた。


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ご主人の言葉で強く心に残ったものは・・・
「本物を見なさい。偽物を見ている時間はないんだよ。」

「とにかく本を読みなさい。
 ぼけーっとTVを見ている時間があるのなら
 その分、本を読めば知識も増えるし、
 会話の話題も増えていくんだ。」

「自分の出来る範囲で美味しいものを
 たくさん食べて。
 舌で覚えるって大切なことなんだよ。」

その他、こんなに食卓を囲む人が違うと
こうも視野が広がって
自分の内側も喜ぶんだ、ということを
あらためて知らされた。

奥さまも「本物を使わなきゃ、だめよ。
そしてきちんとした仕事をしないとね。」と
微笑んでらした。

今度は6人で年末に”大人のクリスマス会”を
する予定でいる。
”かわいらしい金額”でそれぞれがプレゼントを用意し、
”真剣に”6人で音楽が鳴りやむまで
くるくるとプレゼントを廻しながら
交換しよう!という話で盛り上がった。

充実したひとときは
私たちの内側をどんどん磨いてくれる。
そしてそれが明日からの糧になるんだ、
と思いながら帰りの夜空を見上げた。
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by mignon0701 | 2012-10-26 14:00

初めてパンを卸す

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私の尊敬するフードスタイリストさんと
お会いすることができたとき
「とにかく自分の”こうしたい!”って
 願いは強く思っていなさい。
 強く願っていると叶うんだから。
 私はずっと今までそうやってきたんだから。」
とお話しして下さった。

誰にでもそうだとは思うが
「こうなったらいいな。」
「あぁなったらいいなぁ・・・」
という”強い願い事”はあるはず。

かく言う私だって同じだ。

パンを作ることを生業としている私としては
”卸し”をすることがひとつの目標に入っていた。

例えばどこかのカフェでmignonのパンが
添えられて出されたり、
雑貨屋さんの棚の一角に蜂蜜やジャムと一緒に置かれたり、
ドライイーストばかりで作っているパン屋さんに
mignonの天然酵母パンのコーナーができたり・・・

それがあるお店でパンを卸す話がまとまった。
まだ先が見えないから
日数も数も少しではあるが

そんなのはおかまいなしだ。
まずは動いてみないと、何も始まらない。
それはどんなことでも一緒。

人には感情があるから
誰しもいつだって前向きにいられるとは限らない。
でも意識して、強く願って
根気よく地に足をつけて踏ん張る時も必要だし、
肩の力を抜いて何かを心から楽しむことも必要。

これからどんどん様々な店舗などで
卸の話がまとまればいいな、と
今は強く願っている。

次の願いは・・・?
それはまたいつか書きます。
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by mignon0701 | 2012-10-25 14:00

暑かった今年の夏の贈りもの

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本当に今年の夏は暑かった。
・・・というよりも湿度の高さが
尋常ではなく、9月に入っても
「いつになったら秋は来るのだろう?」と
心半ば不安に駆られるほどだった。

その暑かった夏からの”贈りもの”がこの栗。

今年の栗はぽくぽくとして、甘い。
夏が暑いと栗は美味しくなるそうだ。

農業を生業としている皆さんは
今年の暑さとの戦いは相当なものだと察する。
手塩にかけた作物がダメになってしまったのも
多かったのではないだろうか?

毎年、店では”栗のジャム”を作る。
栗の実を掻き出す作業はひと苦労ではあるが
美味しいものができるんだと想像すれば
その作業も不思議と苦ではなくなる。

去年は少し粒感が残ったものに仕立てたが
今年はクリームのような食感にしてみようか、
などと密かに今から企んでいる。
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by mignon0701 | 2012-10-24 14:00

ジャム日和

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"ジャム日和”はある日突然、やってくる。
私にとってジャム作りは
タイミングの重なりが、多い。

スタッフが実家に帰った時に
ジャムの素材を持ちかえってくれたとき。

いつも通っている青果店で
「私をジャムにしたらきっと美味しいわよ。」と
果物から呼びかけられたときなど。

そしてそうやって素材が手に入ると
途端になぜかジャムを作る時間ができる。
それは雨が続いたり、
予定していたことが変更になったり・・・

さも「さぁ!張り切ってジャムを作って下さい!」と
神さまから環境を整えられたかの如く
”ジャム日和”の偶然は重なる。

ジャムを作るには
パンを作るのと同じく、
穏やかな気持ちとココロが必要になってくる。

なぜなら、
このコたちにはそういった気持ちで臨まないと
美味しいものに仕上がってはくれないから。

それにレンジに入れたり、手間を省いたりして
作っている人もいるが
アナログな私としてはコトコト、コトコト
木べらで鍋を回しながら煮ていく工程が
たまらなく好きなのだ。

今日は新生姜をジャムにする日。
幸い、雨予報。
店はドタバタしないだろう。

・・・ということは”ジャム日和”到来、なのだ。
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by mignon0701 | 2012-10-23 14:00

秋の香り

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昨日の雨がきれいにあがって
外は金木犀のふんわりした香りと
カサっと音を立てて風に吹かれていく
落ち葉の香りに満ちていた。

秋の香りは春の香りと同じように短い。
でも、秋の方がなぜか切なく、そして愛おしく感じる。

日差しは強くとも
どこかしらこれから日ごと下がっていく
気温を体に覚えさせようとするような
気がする。

そして日ごと日照時間は短くなるが
夜の愉しみ方を私たちに思い出させてくれる。

今、近々行われるイベントに向けて
あるパンを作成しているが
昨日、急きょそのパンについての
話し合いの時間が持たれた。

人によっての季節の感じ方は違う。
それをどうくみ取って
どうパンの中で表現するか?

私にとって忘れられない秋になりそうだ。
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by mignon0701 | 2012-10-19 14:00

丁寧に、そしていとおしむように

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昨晩、ふとTVをつけたら
大好きな料理家のひとりである
辰巳芳子さんが出てらした。

私はその日、帰宅した早々、
疲れがどっとでてしまい、普段なら食い入るように
見てしまうのだが途中で寝入ってしまう始末。

でもうっすらとした記憶に残っているのは
大量の長ネギを薄くスライスしたら
丁寧に、丁寧にまるで野菜たちが喜んでいるかの如く
彼女は長ネギを炒めていた。

彼女のスープを教わりたくて
生徒になれる日を待ち望んでいる人は
600人もいるという。

・・・でもそれもわかる気がする。
画像からも十分わかるが
彼女はあの佐藤初女さんと同じように
”命をいただく”という思いで
日々、作っているのだ。

当然、おのずから所作も丁寧になるだろう。
そしてその周りには幸せな温かな空気が
常に流れているのだろう。

私たちの日常はとかく意識していないと
全てがおざなりになり、雑になったりしてしまう。

でも、「ありがたい。」という気持ちを
常に持っていれば自然と所作はゆっくりと
そして丁寧になれるのかもしれない。

”ハッ”と気がついた時には
ビックリする時間になっていたが
そのあと、ゆっくりと熱めの湯船に浸かって
ゆっくり、ゆっくり体を休めた。
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by mignon0701 | 2012-10-18 14:00

人とひととの繋がり

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今、来春に向けて新しいことを始めようと
少しずつではあるが様々なことが動き出している。

それでも店の通常の仕事の内容は落とすことなんて
絶対できないから、調整がなかなか難しいのが現状。

でも、毎回ありがたいなぁ・・・としみじみ感じるのは
そんなときの友達や仲間の助け、だ。
彼らはおもしろいことに店にひとりやってくると
不思議とまた別にひとり、そしてひとり・・・
と集まってくる。

職業も全く違う人たちだから
学生時代のように”約束して”来る、という訳ではない。

なのに”何か”が匂うのだろうか?

昨日もそんな連鎖を感じさせるが如く、
様々な職業の友達が
近所から、遠方からやってきた。

人と人との繋がりって本当におもしろい。
そして彼らと”顔を合わせて”話をすることによって
気付かされることもあるし、視野が広がる場合もあるし、
「これでいいんだ。」と再確認できるときもある。

助け合うことに対して
勿論、その間には損得勘定もなければ
金銭なども発生しない。

俗に言う”無償の愛(友情)?”だ。

互いが何か悩んでいたり、困っていたりする時に
スッと手を差し伸べてくれる友達や仲間。
そして家族は何物にも代えがたい財産。

きっとこれって幼い頃教わった
”マイムマイム”のように永遠に続いていくのだろう。
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by mignon0701 | 2012-10-17 14:00

季節の変わり目

仕事で静岡の護国神社へ先日行ってきた。
ここは富士山がよく見えて
本殿は大きく、壮大な木々に囲まれていて
まさに”POWER SPOT”といったところ。


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ここへ毎回来ると
ゆったりとした幸せな気持ちに包まれる。

駅からはすぐなのに
すぐそばには車通りが結構激しい車道もあるのに
一歩入ればそんなことは忘れてしまう。


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そこににわとりが放し飼いになっていた。
何度も訪れている場所なのに
ずっと気がつかなかったのが不思議だが
みんなのびのび、仲良く歩いている。

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"一応”鶏小屋があって
みんな仲良く餌を啄んでいる姿が微笑ましかった。
なんだかそこに”人”の原点を垣間見たような気がした。

季節の変わり目。
特に今年の暑さは厳しく、
秋だと言うのに日中はまだ夏を思い起こすような
暑さがあったり、朝晩の冷え込みの落差に
体を調整していくのがなかなか難しい。

「のんびりいこうよ。」
ということなのだろうか?

鶏たちを見ていたら、ふと、そう言われているように感じた。
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by mignon0701 | 2012-10-16 14:00