日々の暮らしを愉しむ

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simpleな暮らし方 7

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実は私は自分の体の中に”ちいさな爆弾”を抱えている。
それは幼い頃にできて、30歳過ぎにはなくなってしまっていたはずが
どうやら”不発弾”だったのだろうか?

またまた爆弾が発見された。

でも、これはうまく自分で付き合っていけば
さほど問題は、ない。

なんでもそうなのかもしれない。
現実を受け入れて、そしてその現状とうまく付き合っていく。

みんなそれぞれに抱えているものは
大なり、小なりあるはず。
でも、それを自分自身でどう、向かい合っていくかにかかっていると思っている。

大げさに嘆いたり、騒いだりすることなく
うまくつきあっていく・・・
それも人生をsimpleにしていく方法なのではないかと、思っている。

昨日、映画”しあわせのパン”を観てきた。
少し、現実離れしていた気がしたが
それでも日々の普遍的な生活の中で少しの変化を受け入れながら
毎日をていねいに生きていく・・・

そんな大切さを感じた作品だった。

私の暮らしはどうだろう?
パンやそれに合うランチなどを日々作っているが
端から見たらどうなんだろう?

まだまだ削ぎ落せるところはありそうな気がしてならない。
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by mignon0701 | 2012-01-31 14:00

simpleな暮らし方 6

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人間とは不思議な生き物で、常に”ないものねだり”をしているような気がする。

幼い頃からクラシックバレエや現代舞踊など
”踊ること”が好きで好きで仕方がなかった。
でも、度を過ぎれば体のさまざまなところに支障が出てくるのは否めない。

高校生の頃、何度も膝に”水が溜まって”いて
主治医の方から「ヘルニアにいつかなるから気を付けていないと・・・」
と忠告は受けていた。

幸い、舞踊をしている頃、その症状は出なく、
そんな先生のアドバイスも忘れて、いつのまにか社会人としての日々を送っていた。

ある日、ずっと腰に鈍い痛みを抱えていたのだが
騙しだまし仕事をしていたら、その痛みが太ももにくるように変わった。

ヘルニアの手術した友達が
「痛みが太ももにきたらすぐ、整形外科に行った方がいいよ。」
と言っていたのを思い出して
怖さを胸に抱えながら彼女も入院した大きな整形外科専門の病院を訪れた。

「ヘルニアですね。・・・しかし、よくここまで我慢できましたね。」
と先生は呆れかえっておっしゃった。
「もしかして手術・・・ですか?」と恐る恐る訪ねてみると
「いや、私は手術に関してはいささか疑問を感じているタイプなので
 とにかくリハビリで治していきましょう!」との答え。

その日からリハビリ室に通うことになったのだが
激痛が腰や足に走る・・・
家に戻ればくしゃみや咳をすればしゃがみこんでしまう。
髪を洗うのに首を下にすることすらできないから
バッサリと切り、浴槽に入るために足を10~15センチすら
上げれなくて、シャワーのみ。
寝がえりも人の手を借りないとできない。

当然、通院や買い物は友達の運転を頼った。

その間、ソファーに座りながらサラ・バンブラナックの書いた
”シンプルな豊かさ上・下”を何度も何度も読み返していた。

この本は366日の日記形式になっていて
毎日、何かを発見して前向きに生きていこう!
そして、自分たちの生活をシンプルにしていきましょう!
という読んでいるだけで心が温かくなる・・・
当時の私を支えてくれた本だった。

リハビリが終了して「これからはひとりで歩いてみて下さい。」
と先生に言われて、初めて自分の足でよく通っていた
家から歩いて5分のスーパーマーケットに行ってみることにした。

でも、なかなか歩くことは困難でその場所に到達するまで
なんと1時間半もの時間がかかっていたのだった!!!

健康とはいつでもあるものでは、ない。
普段、私たちは全く意識しないことだが
でも、失くしてみて初めてわかった。

・・・まぁ、でもまたいつも通りに戻ってしまえば
忘れてしまうのが人間のいいところでもあり、悪いところでもあるのだ。
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by mignon0701 | 2012-01-27 14:00

simpleな暮らし方 5

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大好きな本の中の1冊に、アン・モロー・リンドバーグの書いた
”海からの贈り物”がある。

とても薄い本だが、内容はそのつど都度読むたびに感じ方が違う。
チャプターはすべて海にある貝殻が題名になっている。

彼女は都会の喧騒を離れて海の何も、本当に何もない
家に何日か滞在して、思ったことを綴るのだが、
最初は何かを書くためのペンや鉛筆、ノート、
編み物をするための道具、本などを持っていくが
途中で、そういったものは全く必要なかったことに、気付く。

これは誰しも例えば旅行などで経験したことはないだろうか?
「もしかしたら、これもいるかもしれない・・・」
「あ!あれも必要かも・・・」と
大した滞在日数ではなくとも1ヶ月分くらいの荷物を持って
でかけてしまう・・・そんなこと。

私は旅行するとき、海外、例えばヨーロッパならスーツケースはほとんど
空っぽに近い状態だ。
ソウルや上海は機内持ち込みのバッグのみ。

服は最低限でアクセサリーやストールなど
ちいさくまとめられるモノを少し。
あとは現地調達するか、気に入ったものがなければ
買わずに過ごしてしまう。

去年の地震でも考えさせられたことだが
本当に自分にとって必要なものって
案外、真剣に周りを見直してみれば、
そして絞り込んでみれば「え?こんなに少なかった?」と
驚くに違いない。

自分の家の中や部屋の中を見渡してみて
「本当に必要なものっていったい何なんだろう?」という
視点で見てみれば、否が応でも
「なんでこんなにモノに束縛されていたんだろう?」と
気付かされるのかもしれない。
(ただ、これは個々の性格の問題もあるので全てをよしとは
 しないことをお伝えしておくが)

そうやって思いながら色々と整理してみると
家も部屋も気持ちよさそうに呼吸しているのがよくわかるようになるから
不思議だ。
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by mignon0701 | 2012-01-26 14:00

simpleな暮らし方 4

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自分の中で「無駄」に感じたものを少しずつ削ぎ落としていく、
という作業は、内面的にも心地よいものだと感じたことは
それから多く感じるようになっていた。

テーブルコーディネートの勉強をしていたころ、
アルバイトが終わったらすぐに図書館へ直行した。

そこでテーブルに上るものはお皿であり、料理ではあるが
それを載せるテーブルや周りの装飾品、インテリアなど
時代背景や歴史を知らないとちぐはぐなものができてしまうことを
知れば知るほど、自分の部屋がおかしく見えてきた。

当時、私はイギリスの陶器デザイナーのスージークーパー
http://webscopy.com/susie.html
の作品のなかで特に1930年代の”ドレスデンシリーズ”が
大好きでそのお皿を購入した途端に
このちぐはぐした部屋を何とかしたくて
お金を貯めつつも、3年間アンティーク家具を扱うお店に通って
いろんな生の知識をもらいながら
そのお皿と同じ年代のオーク(樫)材の家具を
ぽつぽつと揃えるようになっていった。

洋服の数がsimpleになれば、洋服はひとつ購入したら
ひとつ処分する。
上質なものを購入すれば当分購入はしなくなる。

家具に至っても特に古いものに関しては
それらが私のもとにやってくるには”待つ”しかないことが多かった。

でも、またその出会いが私にとっての楽しみでもあった。
「これだ!」というものに出会うまでは何も購入しない。

待つ愉しみを覚えた時代だった。
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by mignon0701 | 2012-01-25 14:00

simpleな暮らし方 3

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昔の彼の影響を今でも強く、深く受けているおかげで
私のクローゼットはどんどんシンプルになっていった。

まず、”セール”に行かなくなった。
それこそ無駄遣いのような気分になってしまって
そこに我先に!と群がる人たちのさまを見ていたら
なんだかバカバカしく思えてしまったのだ。

それ以来「これ!いくらで買ったと思う?」という
友達の話も「羨ましい。」なんて感覚はなくなっていた。

随分前の話だが、イギリス式とフランス式のテーブルコーディネートの
勉強をしていた頃、先生方はそれぞれ
「本物だけを常に見ていなさい。そうすれば自分に必要なものも
 見えてくるし、いいものを見る目も養えるのだから。
 人生は私たちが思っているよりも短いのだから
 つまんないものを見ている時間なんてないのよ。」とおっしゃってた。

そして憧れだけど、まだまだ身の丈に合っていないお店を
見て廻る楽しみを覚えた。

そして、少しずつ貯めたお金で”身の丈に合った”ものを
お店の人と相談しつつ選んでいくようになった。

あるとき、まだ若かった私が大好きで通っていたお店に
シンプルな紺色のマッキントッシュのコートが目に入った。
それはマッキントッシュとそこのお店のダブルネームで
出ていたコートなのだが、いざ試着してみると
まるで誂えたように自分にピッタリくるものだった。

私は背はそこそこあるのだが、カラダが”薄く”て
なかなかぴったりする服を見つけるのは大変だったから
そんななかピッタリしたものを見つけられたときの感動ったらないのだ。

”品質のいいもの”というのは実は手入れがラクで
そのマッキントッシュも生地がゴムからできているので
洗濯はシャワーをかけて洗うだけ。
クリーニング代もかからない。

「いいものって、そんなに気負わないでいつも身に付けていると
 馴染みが早いし、手入れも楽なんですよ。」と
いつも色々教えてくれていた店員さんは教えてくれた。

清水の舞台から飛び降りるような価格だったが
気づけば20年近く、そのコートを着ている。
1年や着る回数に換算してみれば
ビックリするほどの安さになる。

袖口だけ残念だが一か所だけ”歩きタバコの火アタマ”がついてしまい
キズついているが、それも勲章として今もまだ着ている。

”品質のいいもの”は何度着ても飽きないし、着まわしがきく。
カジュアルにも、そしてオフィシャルにも。

それを覚えたらより一層、自分のクローゼットの中は
シンプルになっていったのだ。
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by mignon0701 | 2012-01-24 14:00

simpleな暮らし方 2

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photo by Y SUGA


パン屋さんの毎日は普遍的だ。
毎日、材料を計量して、発酵させ、生地を分割し、
また発酵させ、そして焼く・・・

この作業の繰り返し。

だが、普遍的だとしても、日々の気温や気候で
生地たちの状態は異なるから、その辺は普遍的とは言えない。

色々なパンの種類があるが、あえて私は”食パン”に絞った。

食パン=普遍的な日常

つまりは普段の食卓に”当り前のように”食パンがのぼっていて欲しかったからだ。
私は、幼い頃、ほとんどパンを主食にして育った。
そんな背景がそうさせたのもあるのかもしれない。

だが、世に言う”パン屋さん”は
目にも楽しいほどのパンが店先に並ぶ。
クロワッサン、デニッシュ、ロールパン、惣菜パン、おやつパン、
バゲッド、丸型のパン、角食のパン・・・

でも、トーストにしても、サンドイッチいしても、
お酒のアテのカナッペにしても食パンは使える。

そう考えたら、いろいろ、あれこれ作るよりかは
simpleにしてみたほうが、むしろ自分の店らしいのではないだろうか?
・・・とある日、ふと思った。

パンだってケーキのように流行り廃りは、ある。
でも流行のものを追う、というよりは
毎日、まいにち同じものを作って
「毎日食べても飽きないなぁ・・・」と言われた方が
私にとってはむしろ嬉しいこと。

自分のスタイルを決めたら、他のパン屋さんへ行って
いろんなパンを食べてみても「うちならどうする?」なんて
考えたりしなくなった。

自分の方向を決めていく・・・
この行動って実はその間、さまざまな迷いが生じたり
「本当にこれでいいんだろうか?」と考え込んでしまうこともよくあること。

今の私もまだ迷ったり、悩んだりしていることは星の数ほど、多い。

でも、パンに関してだけは軸がはっきり決まった。
少しずつだけど自分自身をsimpleにしていく心地よさを覚えた瞬間だった。
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by mignon0701 | 2012-01-23 18:23

simpleな暮らし方 1

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”シンプルに暮らす”という感じの内容や題名の本は
いつの時代にもたくさん出ている。

以前、ある作家さんが「題名に数字を入れると売れるんだよ。
”〇〇になれる102の方法”とかって。
で、数字も中途半端なのが読者の気を引くんだ。」言っていた。

”シンプル”という単語ももしかしたらそれと同じで
題名に入れたら”売れる””読者が手に取る題材”のひとつなのかもしれない。

”シンプル”は和訳すると単純・素朴。

私たちが感じたり、思っていたりすることとは
もしかしたら多少のズレが生じるかもしれない。

私がこの言葉を意識した瞬間というのは2回ある。

いちばん最初は、その頃つきあっていた彼の部屋を訪れたときだった。
彼の部屋には簡素なクローゼット、ベッド、TV、オーディオセット、
そしてたくさんのCDを入れる棚だけがあった。

クローゼットを見せてもらって驚いたのは
服の数の”少なさ”だった。

きちんとした席の時に着るスーツ、春・秋兼用のスイングトップ、
冬用のコート、タートルセーター、丸首のセーター、
Yシャツは白とプリントもの、デニムは古着の高価なものとデッドストックの安価なもの、
古着のトレーナーの無地とプリントもの。
いずれも1点ずつ。

それだけ。

Tシャツは”ヘインズ”、スニーカーは”コンバース”
(靴はコレクションが他にも多かったが・・・)

「これだけ?」と当時、服の数を彼の5倍は軽く持っていた私が
目を丸くしながら聞いてみると
「そうだよ。どれも気に入ったものだけ、ひとつだけにしてるんだ。
 それがダメになったら、次の”お気に入り”を探すんだ。」
とその”お気に入りたち”を眺めながら目を細めた。

「僕はこれだけあれば着まわせるし、
 女性だとそうはいかないかもしれないけどね。」
と、彼は付け加えた。

私にとっては目から鱗の瞬間だった。

それから家に戻った私は、自分のクローゼットから
持っている全ての服を出してみた。

確かにその当時はパン屋さんでアルバイトしていたので
全く着ない服、ちょっと流行遅れの服など
自分にとって不必要なものは正直、多かった。

でも自分なりの”服への思い入れ”があったから
捨てれずにこれまできたけど
彼のシンプルさに誘発されて
「本当に今の自分に必要なものってどれだろう?」
という基準で見てみたら、彼と同じように・・・とまではいかなかったが
クローゼットに本棚が入ってしまうほどの
不必要な服の”山”が一瞬にして出来上がった。

「この不必要なものたちのためにお家賃を払っていたのか・・・」
と思うといささかビックリしたが。

これが私の日々の生活の”ものさし”となり”基準”となり
それは今でも仕事や生活の中の色々なシーンで生かされている。

だって、今の自分の店はパン屋だが
”食パンしか作らないパン屋”なのだから。
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by mignon0701 | 2012-01-20 18:05

笑顔になる大切さ

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朝、スタッフのちょっとした行動にいつもなら
見過ごしてしまうことなのに”イラッと”きてしまい、
ちょっとした口論になってしまった。

お店をよくしていくためにはよく議論や口論に至るまでしてしまうが
寒い季節だからか、年だからか(笑)
去年の怪我が自分でも歯がゆく感じてしまうほど治らない。
・・・そんなことから体と心がいつのまにか
疲れやすくなって、今日の口論に至ってしまったのかもしれない。

でも、作家さんとの打ち合わせを2件こなし、
友達が来たり、常連さんもいつものようにお店には訪れる。

そんなときは”ひたすら自分を隠して”笑顔になる。

しかしもって”笑顔になる”という行為は大切で
心の扉をいつの間にか気づけば閉ざしてしまったとしても
笑顔になれば、そのあとはなんとかなってしまうように感じている。

今日は体はかなりぐったりしてしまった。
家に帰ったらゆったりとお風呂に浸かろうと思っている。
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by mignon0701 | 2012-01-19 19:32

なんだか泣けてしまう

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ネットラジオを聴きながら朝は仕事をしているのだが
”アヴェマリア”がかかった瞬間、
涙がこぼれてきてしまった。

この曲は自分のアタマの中で”なんだか泣けてしまうもの”の
カテゴリーに入っている。

ベタなものでは”フランダースの犬”の最終回。
”火垂の墓”
”禁じられた遊び”や”俺達に明日はない”、”気狂いピエロ”のラストシーン。
”星月童話”や”アルマゲドン”
映画は挙げたらキリがない・・・

涙を流すことって自分の”何か”を浄化する作用があるはず。

ストレスを発散するためにも
”泣く”もしくは”涙を流す行為”はすべきだと
提唱している先生もいるというが、
確かに泣いたり、涙を流したりすると
「さ、次またがんばろう。」とリセットできるのかもしれない。

昨日、自分の中で心が切なくなってしまう出来事が、あった。
結果はわかりきっていたことだったが
でも、自分の中できちんとしておきたかったコトだった。

私はひとつの出来事を自分の中で咀嚼するまで
長い時間を要してしまうのだが
今回のことも少しずつ、少しずつ咀嚼して
慣れていこう・・・と思っている。

それでたまたま”アヴェマリア”なんかかかったから
涙が止まらなくなってしまったのも、あるのかもしれない・・・
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by mignon0701 | 2012-01-18 14:00

心、穏やかなひととき

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そのひとは普段、あまり話せる機会のない人だったのだが、
ひょんなことから話せる時間が持てた。

自分にとってはすごく不思議に感じたことだったのだが
自分のさまざまなプライベートなことをすんなり話せて
心から笑えた時間だった。
そして話すことが楽しくて、楽しくて
あっという間に時間は過ぎていった。

自分でもビックリしたことだったが
自分があんなに心から「楽しい」って感じて
笑えたのは一体、その前はいつだっただろう?
と思ったほど。

その人は自分の心に抱えていることがあって
私も同じようなものを抱えていた。
それが”シェアできた”といえばカッコイイのかもしれないが・・・

ほんの少しの時間だったが
心が穏やかになれる時間だった。

この人の存在は私のなかで大きいなぁ・・・と
心から感じた。
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by mignon0701 | 2012-01-17 14:00