日々の暮らしを愉しむ

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【日々の暮らしを愉しむ】

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今年の2月1日になった途端。
私の生活はそれまでにはまったく想像すらしなかった
ことの連続だった。

当初はどれが現実なのかすらつかめず、
でも目の前のことを淡々と、こなす。
それが精いっぱいの日々・・・

なぜなら私の職業は”おみせやさんを営む人”だから。

私情なんて外に出してはいられない。
そんなことで、おみせやさんを休むわけにはいかない。

でも、自分のプライベートの修正もしないと・・・

そんな混沌とした中、
まるで時間の渦の中を日々泳いでいるような気分でいると
人間とは不思議なもので
その生活にいつしかカラダが慣れてしまう。

防御本能、なのかもしれない。

慣れてくれば必然的にいろんなコトが見えてきて
いろんな話や人との出会いにも
自然と変化が出てくる。

4月に運命の?出会いがあって
おみせの軸もいままでボヤけていたものが
それによって、どんどんクリアになってきた。

すると不思議なことで、私生活までもがクリアになってくる。
「自分で営むって、なんだかフシギな連鎖が起こるもんだ。」
と相変わらず目まぐるしい毎日に
そんなコトすら感じる余裕も
ほんの少しずつだが生まれてきた。

こんなことがきっかけで、しばらく私のなかでは
「やむを得ず目をつむっていた」
平凡な毎日の暮らしを愉しむ・・・
という気持ちがふかーい、ふかぁーい土の中から芽を
ほんの少しだけ出したのだ。
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by mignon0701 | 2010-08-31 18:53

【たべものについて、いくつかのこと】

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・・・たとえばパン、ひとつにしてもそうだけど
いろんな偶然から生まれた天然酵母を使って
昔からの製法で手間ひまかけて
作り上げる作り上げる美味しさと

ヒットラーの指示によって生み出された
ドライイーストを使って
より早く、よりたくさん作り上げる
美味しさとが、ある。

一般に言われている”スローフード”や
自然のものしか使わないたべものや
生活習慣も私は大好きだけど

心から”シェーカー教徒”や
”ターシャ・テューダー”のような生活は
あこがれつつも
この便利な世の中で生活していると
それだけではムリッ!と思ってしまう
ストイックになりきれない自分も、いる(笑)

さまざまなものを選択できる世の中や
国に生まれてきたことを感謝している。

行列のできるおみせや
流行っている味なんかを
幸い、私たちはリアルタイムで体験してるが

”そのときだけのモノ”って
実は一度きりで
そのあとそんなに実はリピートしてないんじゃないだろうか?

今、通っているパンの学校では
100年前のレシピを学ぶこともある。
そのころのフランスの文献を見る機会があったが
カタチこそは変化してるが
製法や味は
普遍的なもののほうが
いつまでも強いんだなぁ・・・
とそのとき、感じた。

例えるならば、すっごく疲れている時って
自分の子供のころから慣れ親しんでる味が
無性に恋しくならないだろうか?

”自分”というのは
起きた瞬間から
”おそとの自分”という戦闘服に身を包み
私たちはいろんな人たちと仕事をしたり
共存しているように、思う。

でも、あるとき
素の自分に戻った瞬間

妙にアナログなものが
ココロに染みたりするものなのだ。

今日はどんな”味”に出会うんだろ?
そんな期待をしつつ、
今日もいつもと変わらずパンをこねる。
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by mignon0701 | 2010-08-24 02:15

【たべものについて、いくつかのこと】

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先日、友人宅のホームパーティーで話題になったが
(そのときの出席者は、お教室運営、もしくは準備してる方で
 主催者はモノ書きさん♪)

「やっぱりレシピのグラムって明確なほうがいい」
という話が、でた。

うーん、確かに今の生徒さんは
きちんと「〇〇を何グラム」と明確にした方が
いいようだが・・・

私はパン以外のお料理に関しての
分量をお伝えする時には結構、アバウトだったり、する。

まぁ
最初はきちんと分量をお伝えした方が親切なのかもしれないが
食べ物はあくまで嗜好品。

そのひとの好みで
基本のレシピは”その人のレシピ”へと
いともたやすく変貌を遂げる。

油や砂糖、塩など
銘柄を変えただけで、分量は全く同じでも
まったく違う味になってしまう。

もし、出版されているレシピ本に
”〇〇・・・適量”とばかり書かれているとしたら
それは不親切と感じられてしまうのだろうか?

美しい写真でその匂いや味も想像できそうなものが載っていたとしたら
「きっと、こんな味かもしれない・・・」
とこちらも想像力や五感をフルにいかして
そのレシピに挑めそうな気がするのだが。

なんでもマニュアルどおりって
誰もが安心できる。

でも、たまには想像力を働かせてみて
日々の体と心の糧となる
大切な作業をしてみるのも
私は充分”アリ”だと思っている。

「parisにせっかく出かけたのに、
 日本でカンタンに手に入るものばかりでがっかりした。」
と誰かが話していた、という話題もでたが

”その空気感”はその場にいないと味わえない。
食材も目で見て、手に取ってみて初めて
それらの状態で砂糖や塩を加減する
という作業も出てくるだろうし、

それを作る自分の体調や気分、
はたまたその日の気候や気温、湿度までもが
舌に伝わる美味しさを変えてしまう。

”適量”ってコトバって
実はその人の見えない環境を考慮した
親切な分量表示なのではないだろうか?
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by mignon0701 | 2010-08-23 01:55

【たべものについて、いくつかのこと】

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朝ごはんを食べるって実はとっても大切。
”噛む”ことによって脳を目覚めさせて
”飲む”ことによってカラダの中を目覚めさせ、
そして浄化させていく・・・

中には「そんな朝から食べれない!」
という人もいるだろう。

そんなときは果物や野菜のジュース、
お茶や白湯だけでも十分カラダもココロも活性化されるはず。

それから、甘いものを朝摂るのも、いい。

暑いときは果物のジャムをたっぷり塗るが、
涼しくなるとヌテラをたっぷりトーストに塗って、
もちろん、バターを塗ったものと2種類
紅茶とともにいただく♪

朝に”ものすごい量の水分”を摂るようになったのは
最初のちいさなパン屋さんでの
バイトをし始めたころからの習慣だ。

仕事場では窯はとてつもなくアツく、
蒸気と熱気の中での仕事。

おのずと意識せずとも水分をたくさん、摂る。
でも、摂ったそばから汗で出ていってしまう。

どうせ出るなら(笑)質のいい汗をかきたくて
起きてスグ!1リットルのミネラルウォーターを
ゆっくり、ゆっくり飲むことを習慣づけた。

そしたらお肌もカラダも調子良くなって♪
朝食も美味しく食べれて
過酷?な仕事場でも
スイスイ仕事ができるようになったのだ。

以前にも書いたが
今、自分が食べているものや飲んでいるものは
その後の自分を作る・・・

そう考えたら
朝からおざなりにできないよね^^
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by mignon0701 | 2010-08-20 07:57

【たべものについて、いくつかのこと】

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この夏休みに海外へ出かけた人も多いのではないだろうか?
そして空港についたとき
その国の”匂い”を感じなかったろうか?

成田空港はお醤油の匂いがするらしい・・・

いちばんよく聞くのはインチョン空港(韓国)に着いたとき
”キムチ”の匂いがして驚く!と。

私はそんなに何度行ってもそんなに感じたコトはないが、
イチバン”匂い”を感じたのは浦東空港(上海)!!!

八角の香りでいっぱいだった!
上海は私にとっては故郷にも思える懐かしい場所で
フランス好き♪としては
たとえば八角の香りをかげば
暑い季節に飲む”ペルノー”や”リカール”を
思い出したいところだが

どんな料理も美味しくしてしまう、
そして食欲をそそる懐かしい上海の味を連想してしまう。

そういえばヒースロー空港(ロンドン)は
しぼりたてのオレンジジュースをあちこちで売ってたからか
オレンジの香りが充満してた。

ジョン・F・ケネディ空港(N.Y)は
冬だったからか、なんだか乾いた匂いがした。

いちばん大好きなシャルル・ド・ゴール空港(パリ)は
いつも気分がかなりエキサイトしてるので(笑)
そんな匂いすら感じてる間はいつも私には、ナイっ!

ついこないだ、おみせで”すいかのジャム”を作った。
なんの個性もなく感じたので
レモンの代わりにライムを入れて
アクセントをつけるつもりで
八角を入れてみたら
お鍋から香る懐かしい匂いに
ほんの少しノスタルジックな気分になってしまった。

上海の友達とは電話で話すことはできても
こんなに近い国なのに
いざ、自分のおみせを始めてしまうとなかなか行けないもの・・・

そんなコトを書いていたら
豫園の100年以上続くお茶屋さん”湖心亭”で
のーんびり一日中なんてない話をしながら
八角で煮たうずらの卵とか
「食べすぎたら貧血になるよッ!」と
周りに言われながら、それでも止まらなくなる
山査子なんかをつまみつつ
お茶をゆっくり愉しむ時間が欲しくなった。
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by mignon0701 | 2010-08-18 17:40

【たべものについて、いくつかのこと】

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私はまいにち誰かの笑顔を見たいが為に
パンを焼いているが
そんな日々の普遍的な生活の中の背景には
実は誰かの愛情が不可欠なんだって
最近、しみじみと感じている。

”無償の愛”ってコトバがあるけど
これを読んでくださってるあなたは信じるだろうか?

自分の子供を全身全霊で守るお母さんの愛情っていうのが
いちばんわかりやすいのかもしれない。

ずいぶん前。
私は”そうは言ったって、なんかそんなのってウソっぽい”
と正直、感じていた頃があった。

きっと誰かからの愛情に飢えてたのかもしれない(笑)

だから、なんとなぁく
人やいろんなコトが信じられなくなって・・・

するとフシギなもので
ゴハンもおいしく感じられない。
”食べる愉しみ”がいつしか
”生きてくためだけにただ必要な行為”
にしか感じなくなってたからだろう。

でも誰かの愛情を確信できたとたんに
美味しいものが食べたくなって
外にアンテナを張り出したり、
誰かに美味しいものを作ってあげたくなる。

この仕事を始めてからずっとそうだが
パン生地たちに必ず、しかも自然に話しかけてる自分が、いる。
(きっとハタから見たら”オカシイ人”に見えるかも・・・)

でも、そうやって話しかけて
焼きあがったパンたちは
その間、植物と同じように
スクスク、のびのびと育って
美味しく焼ける。

でも、そこに
「あ、私はこの人から愛されてるんだ。」
「無償の愛情をいっぱい受けているんだ。」って
自分が認識できた瞬間から
さらに日々、自分が作り出すものの
表情が違ってくる。

人間、誰しもひとりでは生きていけないんだよね。

おそらく人生の中で
あえて経験しなくてもいいことまで
経験してしまっている私の人生だが(笑)
誰かに愛されているのを
身をもってわかった瞬間に
”もっと、もっと美味しいものをいろんな人のために
 作り出したい・・・”
と強く感じるのかもしれない。

なんだかんだ言っても
誰かを愛したり、愛されることって必要なんだね。
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by mignon0701 | 2010-08-17 01:36

【たべものについて、いくつかのこと】

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ことことと”煮込む”作業が大好きな私は
この暑い時期もその作業に追われている。

冬は当然、そういったメニューが
ランチの時に多くテーブルに上るが

今は”コンセルヴ(瓶詰め)シリーズ”として
店頭をさまざまなジャムたちが
カラフルににぎわってくれている。

これももちろん全て手作業。
そしてオオヤマさんちから手に入った果物や
店先で”運命を感じた”果物で作られているから
作れる数もバラバラ。

そして二度と同じジャムは店頭には並ばない。

来年になったら
”季節の定番”はできるだろうけど
生産数がバラバラなのは変わらないだろう(笑)

mignonのジャムは
水を一滴も入れないし、ペクチンも入れない。

入れるのは果物とお砂糖。
このふたつだけ。

果物にお砂糖をかけてしばらく置いておくと
果物たちから自然と水分は出てくる。
それで煮込めばお水の必要は全く、ない。

煮込んでいくうちに
果物の果肉たちはイイ感じに変化してくれて
極力、果肉がごろん、と残るモノたちは
そうやってごろん、としたままジャムになる。

自分たちが日々の食卓で
食べたいモノを作っているから
使い切れそうな量で
手に取りやすい価格で販売させていただいている。

これはパンに関しても
雑貨に関しても、同じこと。

mignonが提供したいのは
”なんてない日常”なのだから。

だからおそとが暑かろうが、寒かろうが
日々の作業は変わらない。

それ自体が私たちにとっての
”なんてない日常”なのだから・・・
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by mignon0701 | 2010-08-16 01:11

【たべものについて、いくつかのこと】

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子供のころ、”お誕生日会”をおうちでやっていましたか?

私が子供のころは
お誕生日会自体が”子供の社交場”のひとつだったように、思う。

お客さまに何を出したいか
母といろいろ話し合い、
そして何人呼ぶか?
ここがポイントで結婚式の席辞表を決めるがごとく
「〇〇ちゃんを呼ぶなら〇〇ちゃんも呼ばないと・・・」
とどんどん人数の収集はつかなくなってくる(笑)

そして”お返しプレゼント”も大切なポイント!
当時、近所にあったサンリオのギフトゲートへ駆け込み
おみせのお姉さんに相談する。

我が家のお誕生日会の定番メニューは
”フルーツパンチ”♪
いろんなフルーツ’(缶詰も含む)を丸くカットしたり
星形のクッキー型でくり抜いたり・・・
それを”パンチボウル”というガラスの大きなボウルにいれて
子供なのでオレンジジュースと炭酸で割る。

パンチボウルの周りには
それ専用の引っかける取っ手のついている
グラスがかけられ、
小さな”おたま”でグラスに各自盛られる。

それとちいさなサンドイッチやケーキ。

それぞれのおうちに毎回出される定番料理があって
それを楽しみにしていた。

今の子供たちはどんな
お誕生日会が開かれているのだろう?

私たちのおみせでもお誕生日会を開く依頼はくるが
そのたびに私は子供のころにかえれるように
ワクワクしてしまうのだ。
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by mignon0701 | 2010-08-11 08:42

【たべものについて、いくつかのこと】

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夏場のパン屋さんはおヒマだ。

気温の上昇に伴い、
生地の発酵状態も気をつけていないと
”発酵過多”という好ましくない状況に
追いやられてしまうのだが
寒い時期よりも
当然、生地たちは
のびのびとスクスクと育ってくれる。

なのに同じく気温の上昇に伴い、
”咀嚼スル”という行為が面倒に感じてしまう。

そんななか、パンはとたんに
人気がなくなってくる・・・

今、あらためてパンのことを勉強しに
ある学校へ通っているが
そこはもんのすごく、寒い。

つかの間の休み時間
ほんの少しだけおそとの空気を感じられる
瞬間があるが
そのときのワッとくる猛烈な暑さが
なんだか嬉しくなってしまうほど
教室は寒いの、だ。

そんな環境の中、
ひたすらパンをこねながら思うことは
「涼しくなったら・・・ここを卒業したら・・・
 どんな新しい商品出そっかな♪」

今は「もっと、もっとmignonのパンを
いろんな人に知ってもらいたいな・・・」
と強く思っていても
住宅街のパン屋さんだから
人通りがないと
その思いは残念ながら
おそとに届きにくい(笑)

今は気分的にパンの購買意欲が
少しずつではあるが上がってくる
9月が待ち遠しくてたまらないのだ。
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by mignon0701 | 2010-08-10 01:45

【たべものについて、いくつかのこと】

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パンが私の主食だってことはずいぶん前に
書いたような気がしますが・・・

今回はSWEETSのこと。
そんな家庭に育ったから
当然のことながら食事のあとはもとより
実家にいれば10時と3時のお茶の時間にも
SWEETSは登場する。

祖母はアップルパイをガスオーブンで焼くのが得意で
母は友達同士でパウンドケーキにハマったときもあった。

祖父はケーキやさんに新しいケーキを発見すると
ごっそり買ってきたり(!)
父は自分の勤めている会社での試作品や
出張のおみやげで持って帰る
いろんな国のお菓子など・・・

幸い、今の私たちの国では
世界中のおいしいものがリアルタイムで
たやすく手に入る。

でも、やっぱり
おんなじ作り方をしていても
Parisで食べるパンやタルトの味は違うし、
イギリスで食べるスコーンや
上海で食べる黒ゴマやナッツの入った
あたたかいお餅や、
ソウルの屋台で食べるはちみつたっぷりの揚げ餅も、違う。

要はきっとその場の空気感や雰囲気なんだろうか。

最近、やっと和菓子のおいしさにも開眼した(笑)
地元にはおいしい和菓子屋さんが
たくさんあるし♪

あずきを炊いてる香りに
ほっこりとした幸せを感じたり・・・

私にとって和菓子は
中学、高校の授業にあった茶道のお作法は置いといて
「今日はどんなお菓子?」ってだけのモノだったから(爆)

歳のせいだろうか?
今更ながらそんな茶道も気になっている(笑)

あ、でも”脳天にクル甘さ”の
ガツンとしたSWEETSも引き続き大好きなんだけどね^^
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by mignon0701 | 2010-08-06 07:58