日々の暮らしを愉しむ

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【たべものについて、いくつかのこと】

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私の実家は台東区の谷中というところで
以前は外国人観光客だけだったのが
いまでは”谷根千”というコトバがすっかり定着し、
日本人観光客も本当に、多い。

昔と比べて個人商店が多いのは変わらないが
若いクリエイターの営む
個人商店が圧倒的に増えた。

それと同時に今でも変わらないのは
ご近所同士のモノの貸し借りや
おかずを配るコト(!!!)

例えば・・・
「リョウコちゃーん(私の母の名)、お砂糖貸してくれない?」
「お醤油切らしちゃったんだけど・・・」
なんて調味料の貸し借りはいまだにあるし(!)

「たくさんつくったから^^」
と煮物を持ってきてもらったら
「あらあら!手ぶらじゃ返せないワ!」
とそのお皿を洗ってそのウチのおかずが
お返しに盛られてくる。

お豆腐屋さんにはボウルを持ってくし、
店の軒先には”マイ豆乳”を入れてもらう
筒状のタッパーが並んでるし、
お刺身を盛るお皿は客がわが持参する。
しかも「冷やして持っといでー!」
とまで魚やさんから”ご指示”が下る(笑)

こんな”THE昭和”がまだまだ普通に残っている
界隈なのだ。

周りではエコだ、なんだと言われて久しいが
この界隈ではそんなの意識しないでも
”サザエさん”のように
買い物かごを下げて歩いている人は”普通”

そして自分の手作りの作品を売っている
20~30代の人の営むおみせの
軒先のベンチなんかには
地元のお年寄りがよく座っていて
若い人たちとの会話の中に溶け込んでいたりも、する。

コンビニはあるが
個人商店のほうが活気に満ちあふれてる気がするし、
世代が代わっても
こうした”ご近所さんとのやりとり”は変わらない。

当のこのあたりに自宅を構えてる人たちはというと・・・
「やっぱりおからは〇〇さんちのが美味しいから
 次持ってきてくれるのが楽しみだねェ^^」
なんておかずのおすそわけを
心待ちにしてたりするのだ(笑)

こうしたコミュニケーションって
ずっと、ずっと続いてほしい
文化のひとつだなぁ・・・と感じている。
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by mignon0701 | 2010-07-27 01:58

【たべものについて、いくつかのこと】

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作り手が違えば・・・
そしてお国が違えば・・・
調理する時に使う素材と
合わせる食材や調味料の組み合わせは
無限に広がっていく。

それを発見するのが
食べる楽しみだし、作る楽しみでもあると、思う。

「へ?これとこれを合わすのぉぉぉ?」
なんて驚いたり、
逆に自分が当たり前だと思っていた味付けに
驚かれたり(笑)

今日は南瓜を鶏がらスープで固めにのばして
その中にクミンシードを入れたソースの上に
にんにくの香りのするオリーブオイルで
パスタと雲丹をさっと炒めたものをトッピング!

そういうパスタを食しました。

雲丹のクリームパスタとは違った
口の中に広がる濃厚な味・・・

口福なひととき^^

こういう時間があるから
私は食べることも、作ることも大好きなのかもしれない。

だって”食べる”って行為は生きてくために不可欠だけれども
それだけじゃ、せっかく生まれてきたのにつまんない!

ま、食べるだけではなく
人生のあとどのくらいの時間が残されてるかなんて
神さましか知らないけど

いろんなコト経験して
「あー楽しかった♪」って
次の世界にいきたいもんね^^
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by mignon0701 | 2010-07-23 21:41

【たべものについて、いくつかのこと】

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今日から私の営むおみせmignonが新体制になる。

それもまたまたすっごい偶然な出来事が重なった。
私が木曜日、金曜日とおみせを出て
年内いっぱいある学校に通うことにした。

おみせを閉める覚悟で。

でも、ランチに来てパンを気に入ってくれた
オオヤマさんが自分の勤めてた会社を辞めて
おみせに来てくれた。

そして、ある日
「みよさん、週2日ランチできないんなら
 ボクやりましょか?」
と近所の老舗イタリアンからホリくんが、来た。

ホリくんは自分のおみせを開店する準備にあたって
そこを辞めてmignonを手伝ってくれることになったのだ。

う”----ん・・・

なんだかスゴい、スゴすぎる・・・
そんなことから
今日からmignonが新体制になった。

今日は学校が休みだから
私もおみせにいていろいろ見れるが
来週からとってもカワイイ内装のパンやさんに
アッパー30の男性二人体制になる。

なんだか想像しただけでもおもしろい(笑)

ホリくんの仕込み作業を見ていると
本当にひとつの食材でいろんな作り方があるんだなぁ・・・
と感じる。

それだけでいい刺激になる。
勉強になる。

今日は朝からにんにくの匂いと
パンの焼ける匂い・・・
おナカのすくシアワセな匂いが
おみせに立ちこめているのだ。
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by mignon0701 | 2010-07-22 10:47

【たべものについて、いくつかのこと】

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「あなたの食生活(食べ方)を教えてくれ。
 そうすればあなたがどんな人かわかる・・・」
ブリヤサバランがそう言っているように

自分が食べているもので
自分のカラダやココロができあがっている。

これって結構、バカにできない事実。

コンビニのごはんやファストフードは
日々改善されているが
時間が経っても美味しく感じるように
塩や油は大量に使われている。

だから咀嚼しなくなる、味覚が鈍る、顎が小さくなる。

たまにおそとで雰囲気を楽しむためにはいいとは思う。
でも、そんなに毎日続けるものでもない、
とは思っている。

昨日、久しぶりに会った人に
「すっごく顔色がよくなって、イイ顔になったね。」
と言われてドキッと、した。

去年、プライベートが私の人生の中で
おそらくサイアク・・・というような時間を過ごし、
それでも仕事と人目を過剰にまで
気にして、ココロとカラダが疲れきってしまい
仕入れの途中で救急車で運ばれた。

(それでも仕事の続きの指示を無意識にしていたらしい(笑))

主治医の先生には
「全く睡眠が摂れてない。神経が休まってない。」
と言われ、思い返せば食事もおざなりなモノになっていた。

それから実家に強制送還(爆)させられ
仕事は同じ時間に、例えやり残したことがあっても
強制ストップ(!!!)
ムリくり眠る環境が用意され、
母の手料理を最後はいつ食べたのか
忘れてしまったほど
久しぶりにほぼ毎日食べさせられた。

そんな生活を3か月ほど続けていたら
ある人から「最近、顔色がよくなったね。」
と言われた。

最初はピンとこなかったが
「今まで言えなかったけど、ホントに会うたびに
 ひどい顔色して、やつれてくのが
 見てて辛かった。」
とまで言われて、それに気付かない自分にも驚いた。

随分前に精神的ショックな出来事があって
きちんと食べているのに周りから
「やせたね・・・」と言われ
その時もピンとこなくて
たまたまその頃撮った自分の写真を見て
愕然とし、あわてて体重計に乗っかったら
信じられない数字になっていて
ビックリしたことがあった。

それ以来、体重計には乗らなくなったが
おそらく去年のそのころも
ひっくり返りそうな数時だったのかも、しれない・・・

きちんとした食事を摂取していないから
ココロもいつの間にか荒んでしまって
自分で自分を追い込んでしまった。

最初はゆっくり食事を摂ることすら
引け目まで感じていたが
だんだん慣れてくると
「今日はこういう献立ならいいなぁ・・・」
なんて思うようになった。

そして献立のひとつひとつが
「おいしいなぁ・・・」「なんかホッとするなぁ・・・」
なんて思うようになって

そのうち
「今日はここらへんで(仕事を)ヤメにしといて
 お散歩してみようかな。」
なんて思うほどになった。

そうしたら今まで会ってなかった友達に会いたくなり、
そこでも美味しい食卓を囲み、
それまで見えてなかったコトが見えるようになり、
聞こえなかったモノが聞こえてくるようになった。

きちんと食べるようになったら
自然と住まいも整えて
きちんと生活しようって気に自然となったし、

服装にも構って外に自然に出るようになった。
(そのまえは1日中仕事着で過ごしていたから(笑))

倒れるまで気付かないっていうのも
どうかと思うが
でも、それだけ”きちんとしたものを、きちんと摂る”
っていうことは
ともすればおざなりになりがちだが
決してそうしてはならないコトのひとつなんだって
強く、思う。
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by mignon0701 | 2010-07-20 02:02

【たべものについて、いくつかのこと】

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実は、外食がだいすきだ^^

きちんとしたおみせで背中を伸ばして食べるのも、
公園や海に行って地べたに座って食べるのも。

私は普段、いろんなお客さまに
たべものを提供する側だが
だからといってフシギと外食先では
「このおみせの原価っていくら?」とか
「席の回転率は???」
なんて見てしまう”職業病”がでない。

そこはシアワセだと、思っている。
食べること自体をココロから楽しみたいから、ね^^

外食ではちょっとした”非日常”が楽しめるし、
やっぱり誰か人の手が作ったものって
うれしい♪

だから場所選びは結構シンケンになってしまう。
どうせおそとで食べるのだから

楽しく食べれる雰囲気の場所を探すのが
当然最優先、となる。

その場の雰囲気を
その場に集まったみんなと分かち合うのだから
そのおみせの味よりも
むしろ重要視してしまうかもしれない。

だって、間違って?そこのおみせがマズかったとしても
笑って話せる相手とならば
それだけで楽しい思い出となるしね^^

おいしい料理やお酒を囲んで話せば
普段、見えなかった相手の別の顔も見れるし、
いつもは話さない内容の会話だってできる。

外食ってそんな魔法のようなアイテムだと、思う。
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by mignon0701 | 2010-07-14 16:03

【たべものについて、いくつかのこと】

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たべものって、もちろん美味しい事が大切だけど、
見ためや香りの演出も大事。

だって
オリーブオイルににんにくをゆっくりあたためてる香りや、
胡麻油に生姜、大蒜、五香粉なんかが合わさって
あたたまっていく香りも、
パンやケーキの焼きあがる香りだって

私たちの想像力はどんどん膨らんでいくし、
まず、この香りたちで
私たちの脳の一部は満たされていくのだから・・・

なんだかしょんぼりとしたキモチになってしまったとき、
大好きなアメリカなんかのラブコメのDVDを見るのも
私的には大好きなんだけど、

お散歩するのも、好き。
そしてあえて狭い路地なんかに入ってみる。

すると夜なら明るい窓のむこうから、
朝なら澄んだ、ほんのちょっぴりまだ冷たい空気の中から
”おうちのごはん”の香りが漂ってきます。

「あ、今日、ここは焼き魚だ!」
「オムレツの香りがするー^^」
「お!カレーだっ!」

などとそこのおうちを香りを元に想像する。

外国に行っても
お散歩しながら同じことをしてしまう(笑)

そうするとなんだか元気が湧いてくるのだ^^

たべものだけじゃなくって
例えば、フレグランスや風景の匂いって
その当時にすぐ戻れる
記憶の”どこでもドア”なんじゃないかな。

日々、同じことをしていても
温度や湿度でパン生地の状態は常に変化するから
いっつも気が抜けない。

でも焼き上がったときの
しあわせな香りでその緊張も一気にほぐれる。

五感ってつくづく
タイセツなんだよね・・・思う。
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by mignon0701 | 2010-07-11 22:16

【たべものについて、いくつかのこと】

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私の職業は”おみせやさん”で
そのおみせやさんでパンを作ったり、
パンに合うランチを作ったりしている。

レシピはというと・・・
実はほとんど隠さない(笑)

自分のお教室でも、また料理家のサイトでも公開してる。
別に隠すほどのものでもナイし、ね。

近所に老舗のトラットリアがあって、
ある取材がご縁でそこのシェフと仲良くなった。

彼は自分の店でも
私が作るパンと同じものを出したいと言ってくれ、
でも職人魂が強くって
レシピは聞かなかった。

人事異動で小石川を離れざるを得なくなった時に
やっとレシピを聞いてきた。

今、そこに残っているスタッフの方々とも
もちろん、お付き合いは続いている。

彼らは「〇〇のレシピ、教えてっ!」とお願いすれば
すんなり教えてくれる。
私も同時にそうしている。

レシピってあくまで”参考”にするって感じで
それを教わったら、そのまんまにはせず、
私は一度、忠実に作って味見をしたら
そのレシピを自分なりに壊してしまう・・・

だって、味覚や嗜好はヒトそれぞれだし、
季節や体調によっても
舌に伝わる感覚は変わる。

そのトラットリアでウケがよくても
うちでウケるかはわからない・・・

だから尚更、一度は壊してみたくなるのだ。
そうやって自分のレシピにしていく。

今、通っているパンの学校のルセットだって
必死にフランス語と格闘しながら
まばたきすら惜しいくらい
先生の一挙一動にクギヅケになってるが、
結構、ヒトの記憶なんてアテにならないもので
時間を置くと「あれれ???」
なんてことになることはしょっちゅう(笑)

もちろん、これらも卒業したら
一度、壊して自分なりの味を出すつもりで
今からワクワクしている。

レシピは誰かを幸せなキモチにする為の手引きであり、
自分もそうなれる為の地図なんだって思っている。

だって「たべもの」って
誰もが幸せになれる魔法の道具なんだから♪

それに携われるって、本当に幸せなこと・・・
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by mignon0701 | 2010-07-07 22:41

【たべものについて、いくつかのこと】

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こないだの週末。
スタッフのオオヤマさんと仕入れ兼所用ででかけた。

まずはカッパ橋でいろんな仕入れをし、
配送のお願いもしたあと
千葉と茨城へ!

お昼はカンタンに済ませたが
帰り道の夕方
「みよさんはこういうとき、どこで晩ごはん
 食べたいですか?」と聞かれた。

「そりゃ、どうせお金払うんだもん、
 そこでしか食べれないモノとか
 楽しみたいかな。」

「ですよねっ!オレもそうなんですよっ!
 どっかの知ってるチェーン店に入るよりも
 そこにしかないモノ、探したい。
 それが失敗してもネタになるし^^」

「じゃ!」と意気投合したくいしんぼたちは
車の中から
「くいしんぼアンテナ」を張り出した(笑)

国道を走りながら
「お!あそこは?」
「うーん、ひっかからないなぁ・・・」
なんて会話をいいオトナが真剣に、する。

動体視力はフル回転!
まるで獲物を狙ってるかの如く(爆)

最終的に普段は行列らしいが
ヘンな時間だからすんなり入れた
ラーメン店へたどり着いた。

まったく衰えを知らない日本のラーメンブーム。
味の好みもスタイルもそれぞれで
その一杯で
そのおみせの個性や
今のお客さまの好みの傾向なんかも見れて
それは、それはおもしろい^^

1日3回。
あるかないかのこの生きてく為に
必要な行為だけど
せっかくだから
こうやって愉しみたい。

満腹になって
少しそのおかげで燃費が悪くなったであろう
車に再度乗り込んで
来週の準備をするのに
私たちはまたおみせに戻った。

こういうときに感じるのはいつも
「食べることが大好きでよかったぁ♪」
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by mignon0701 | 2010-07-06 01:09

【たべものについて、いくつかのこと】

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先週からある学校に通い出した。
とっても歴史のある学校で
ずっと、ずっとあこがれていたところ。

おみせをひとりでやってくことが急に決まって
「今しかない!」と願書を提出した。

ま、そしたらおみせのスタッフが決まって
ひとりじゃなくなったから
おみせを閉めることなく、こうして通っていられるのだが。

先生はフランス人。
授業は通訳を交えるとはいえ、
全てフランス語で進められていく。

先生と”動物パン”の話になった。
ことの発端は授業で”エリソン”を作ったから。

”エリソン”とは日本で言う”はりねずみ”
よくパン屋さんで見かけるパンだが
「他の動物パンの種類はないのですか?
 例えば、日本だったらうさぎ、犬、猫、カメ・・・
 っていろいろあるけど・・・」
「フランスじゃ、エリソンだけだよ。
 日本ってそんなにあるの???」
と逆に驚かれた(笑)

日本では”カワイイ”ものに人々は魅かれる。
老いも若きも・・・

フランスで見かけるパンは無骨な感じのものが多く、
子供っぽいものは見かけない。

普段の食卓に”カワイイ”はそんなに必要ないし、ね。

”シャンピニオン(きのこ)またはオーベルニュ”という
ちいさな食事パンがフランスにはあるが
そのパンは、きのこの帽子のようになっている
薄く焼かれた皮の部分を
シャルキュトリと呼ばれるパテなどを付けて食べ、
本体は中味をくりぬいてスープを入れて食べるのが一般的。

スープは日本人にとっては”飲むもの”だが
フランス人にとっては”食べるもの”と言う。

それに”スーペ”って動詞は
”おナカを満たす”って意味もある。

パンはそのようにおナカを満たすものであり、
日本のように”軽食”扱いはそんなにしない。

先生との会話の中で
日本の食文化を離れてみることができるのは
これからも新しい発見が続きそうで
なんだかワクワクしている^^
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by mignon0701 | 2010-07-05 02:28