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日々の暮らしを愉しむ

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花森安治のことば

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”暮しの手帖”というよみものを
きちんと読むようになったのは30代を過ぎてからだ。

最初は大橋鎭子氏の”すてきなあなたに”が長年の愛読書で
”丁寧に暮らす”ことを意識しだしたら
自然と花森氏の編集していた頃の
”暮しの手帖”のバックナンバーも読み返していた。

花森氏の紡ぐことばは美しく目に映り、
美しく耳と心に残る不思議な言葉だ。

「美しいということは、こころにしても、体にしても、
 幸せなことです。
 幸せになりたいとねがうことを、恥しがらないように。」

「絶えず努力する手だけが、一番美しいものをいつも作り上げる。」

「ぼくらの努力はほんの大海の一滴なのかも知れぬが、
 くたびれず、飽きずにやっていくうちには、
 お互いに成長して一人ずつが自分でものを考えていくようになる。」

肉体は滅んでも、その思想は脈々と受け継がれていく。
花森氏の亡きあと、大橋鎭子氏、
そして松浦弥太郎氏へと・・・

当たり前のことを、あたりまえに暮していくことの難しさ、
そして楽しさを今日も彼のことばから学んでいく。

今日もていねいに・・・
by mignon0701 | 2013-09-17 15:03