2013年 06月 25日
10年、いや20年選手だっている
”何か自分のもの”を購入するまでは
非常に時間のかかる私。
まだ20代の頃、
祖母や母の持っている姿に憧れて
いつも眺めているだけのお店があった。
でも、いつも通りそこに入ったある日、
「今日はお見せしたいものがあるのです。」
と年配の女性の店員さんから話しかけられた。
彼女は私がこのお店の商品に憧れているのは
十分わかってくれていて
でも「これはあなたの年齢ではまだ早すぎますよ!」
などと的確なアドバイスを
まるでヨーロッパの店員さんのように
言ってくれる人だった。
そして彼女が持ってきたのは
ゴムびきのコート。
イギリスのマッキントッシュという
今ではすっかりレインコートのお店として
日本に定着したこの会社が
私の憧れの会社と”Wネーム”で
レインコートを作ったのだ。
当時の私にとってはかなりいい金額だったが
このお店の商品のいいところは
購入した後はほとんど自分で手入れ、もしくは
洗濯できるものなので
そのあとのお金があまりかからない。
そして”モノ”自体がしっかりしたものだから
何年も何年も手入れ次第で長持ちするのだ。
結局、このコートは思い切って購入したのだが
その後は大活躍!
レインコートだけではなく、
少し肌寒いときなどや旅行にも便利だし
カジュアルにもオフィシャルにも着れる。
気がつけば着続けていて20年以上経っていた・・・
自分のモノ持ちの良さにもびっくりしたが
それ以上に”いいものはいい”というのを
このコートは私に教えてくれたのだった。
by mignon0701
| 2013-06-25 14:12