2009年 12月 07日
【日本を離れてみると 3】
なんでも新しいモノって新鮮に目にもココロにも映るもの。
でも、それが”ただの流行り”になるか
”永遠の定番”になるかっていうのは
判断がなかなか難しい。
韓国では屋台がひとつの文化になっているようだった。
日本でも屋台のものをほとんど食する機会がなく
育って来ている私だが(笑)
ソウルで屋台を沢山目の当たりにして
興味のアンテナはかなり動いていた。
「昔からある味だからmiyoさんには
美味しいって感じるかわかんないよ・・・」
と友達に言われるのを聞かずに
あたたかなお菓子を購入!
まんまるの生地の中には
クルミとアツアツの糖蜜が!!!
素朴なんだけど、なんだかほっこりする
ノスタルジックな味・・・
また、その横の屋台では
オバさんが”カンナ”でアメを削って売ってる!
「あれはショウガが入ったアメで、ああやって削いで
クルクルとカンナくず状になって売ってるものなんだ。
僕が子供の頃はよく食べた。」
と懐かしそうに友達は説明してくれた。
どれもソウルの屋台で売っているものは
むかしから変り映えはしない、という。
でも、その中に
「やっぱり昔から変わらない味ってタイセツなんだな・・・」
と”永遠の定番”のタイセツさを感じた。
新しいモノってやっぱり魅力的だけど
味覚は子供の頃の”舌の記憶”が
実はいちばん大切なのかも・・・
と認識できた瞬間だった。
by mignon0701
| 2009-12-07 07:59